森に静かに雪が降りつもるクリスマスの朝。ぽっこは雪だるま作りやキラキラ葉っぱ探し、そして森のみんなへのプレゼントづくりに大はりきり。協力しながら“ゆきいもだるま”が完成し、最後には心あたたまるサプライズが待っている、ほっこり優しいクリスマスのお話です。
森に静かに雪が降りはじめたクリスマスの朝。ぽっこは窓のそとを見て、ぱあっと笑顔になりました。「わぁ〜! ゆきだ! クリスマスがくるんだ!」胸の奥がじんわりあたたかくなり、ぽっこは今日の“やりたいことリスト”を作りはじめました。
まずは雪だるま作り。ぽっこが大きな雪玉を転がしていると、頭の雪玉がどうしても持ち上がりません。「う〜ん、ちょっとおもたいよ〜…」と苦戦していると、ころころと転がってきたいもさんたちが「ぼくらも手伝うよ〜!」と元気に声をかけてくれました。
みんなで力を合わせると、あっという間に雪だるまが完成。「やった〜! ゆきいもだるまだ!」雪だるまのほっぺはいもさんたちのようにほんのりピンク。ぽっこは雪の中をくるくる走り回り、大よろこびです。
次はキラキラ葉っぱ探し。森を歩いていると、ひらひらと金色の葉っぱが舞いおりました。「わぁ…クリスマスの魔法みたい!」葉っぱを手に取ると、ほのかにあたたかくて、ぽっこは胸がきゅんとしました。
おうちに帰ったぽっこは、森のみんなへのプレゼントづくりを始めました。どんぐりのネックレス、いものステッカー、キラキラ葉っぱのオーナメント…。どれも心をこめて作った特別な贈り物。「よろこんでくれるかなぁ〜」とつぶやくぽっこのほっぺは、ほんのり赤く染まっています。
夜になると、ぽっこはそりにプレゼントを乗せて森へ向かいました。リスさんは「ぽっこ、ありがとう!」いもさんたちは「ぼくらにも〜? わーい!」と大はしゃぎ。ぽっこの胸はあたたかい光でいっぱいになりました。
おうちに帰ると、ドアの前に小さな包みが置かれていました。「えっ? なにこれ?」包みの中には星形のあかりと小さなメモ。「ぽっこへ いつもありがとう ――もりのみんなより」ぽっこは感激して、ぎゅっと胸に手をあてました。
ぽっこは星のあかりをツリーのてっぺんに飾りました。ぱっと光が広がり、部屋じゅうがやさしい光につつまれます。「みんなのおかげで…最高のクリスマスだ〜!」ぽっこはうれしさでほっぺを輝かせました。
雪が静かに降りつづく夜。ぽっこはブランケットにくるまり、あったかいココアをひとくち。「メリークリスマス…また来年も、みんなで笑えますように…♪」ほっこりとした光が、ぽっこの心を優しく包むのでした。